家の購入の際にまず悩むのが、マンションか戸建てか、賃貸か持ち家かどうか等どのような家の形態にするか。
どれがよいかは人それぞれだと思いますが、まずは家の形態についてどのような種類があるかこの記事ではまとめます。
はじめに
まず家の種類は以下のように大きく分かれます。
それぞれの詳細やメリット・デメリットを紹介していきます。
注文住宅
工務店やハウスメーカーに依頼するものは注文住宅に該当します。
注文住宅の中には一部制約のあるセミオーダー住宅とフルオーダー住宅がありますが、今回は一つまとめて注文住宅で紹介します。
◻︎メリット
- 自由な設計が可能で、好みに合わせた間取りやデザインが実現できる
- ライフステージや生活スタイルに合わせた他にない家の実現ができる
- 最新の設備やエコ仕様など、希望に応じた設備が導入できる
- 耐震性や断熱性などを最新基準で設計できる
- 長期的な資産価値が高い傾向がある
◻︎デメリット
- 空間寸法など建物への知識が必要
- コストが比較的高めで、予算が高くなりやすい
- 設計から完成まで時間がかかる(半年〜1年以上)
- 手続きや打ち合わせが多く、手間がかかる
建売住宅
不動産会社などが土地を仕入れて土地と建物をセットで販売するものが該当します。
分譲住宅も同様の意味として扱われてます。
(正確には分譲住宅とは広い土地を区画整理しライフラインなどの整備を行い分譲地として開発した後、土地と建物をセットで販売する住宅のことをいいます)
◻︎メリット
- 実物をみて購入の判断ができる
- 購入後すぐに入居できる
- 注文住宅に比べて比較的安価で購入できる
- 立地条件が整っていることが多い(交通アクセスや生活利便性など)
◻︎デメリット
- 間取りの変更ができない
- 安価を優先としているので性能が低くなりやすい
- 量産型の仕様であるため、個性が出しにくい
- 注文住宅に比べて資産価値が低くなりやすい
- 物件によっては借地での販売もある
中古物件
中古物件とは、竣工から1年以上が経過している住宅または過去に人が居住したことがある住宅のことを指します。
◻︎メリット
- 新築よりも購入費用が安く、コストパフォーマンスが良い
- リノベーションにお金をかけれる
- 好立地の物件が見つかることもある
- 実物をみて購入が判断できる
◻︎デメリット
- 資産価値の減少が早い
- 耐震性や断熱性が最新基準に満たない可能性がある
- 築年数が古いため、修繕やリノベーションが必要な場合が多い
分譲マンション
分譲マンションとは、一棟のマンションを一住戸ごとに分割して販売するマンションです。
この記事では新築マンションのことを意味します。
◻︎メリット
- 駅近や好立地にあることが多く、利便性が高い
- セキュリティや管理体制が整っている
- 新築マンションなら最新の設備が整っていることが多い
- 内装の変更や間取りの変更ができる場合がある
◻︎デメリット
- 管理費や修繕積立金など、月々の費用がかかる
- 建物の構造上、リフォームの自由度が低い
- 近隣住民とのトラブルが発生する場合がある
リノベマンション
中古マンションのうち、リノベした後販売されているマンションのことを指します。
(近年、新築マンションの高騰に伴い市場が広がっている事業になります)
◻︎メリット
- 新築に比べて購入費用が安く、コストパフォーマンスが良い
- 内装は比較的新築に近いものが多い
- 他の中古物件に比べてリノベーション済みなので、追加費用や手間が少ない
- 築古マンションのため、好立地の物件も多い
◻︎デメリット
- 管理費や修繕積立金がかかる
- リノベーション後の姿しか見られない
- 築年数が古いものが多い
- 新築と比べて資産価値が低い
中古マンション
このブログでは、中古マンションのうちリノベーション前のものを指します。
◻︎メリット
- 新築に比べて購入費用が安く、コストパフォーマンスが良い
- 立地や周辺環境を重視して選びやすい
- リノベーションにお金をかけれる(自分好みにできる)
◻︎デメリット
- 管理費や修繕積立金がかかる
- 設備が古く、修繕が必要な場合がある
- 築年数による資産価値の低下が早い
- リノベーションの手間と費用がかかる場合がある
賃貸物件
戸建てもマンションすべて賃貸契約のものが全て該当します
◻︎メリット
- 初期費用が少なく、柔軟に住み替えができる
- 修繕費などがかからず、管理の手間が少ない
- ライフスタイルに応じて住み替えしやすい
- 天災に対してのリスクが持ち家と比べて低い
◻︎デメリット
- 賃料が必要で、資産としての所有ができない
- 好みに応じてカスタマイズができない
- 一生賃貸で暮らすと、長期的には高額になる場合がある
まとめ
家といっても中古、新築、様々な選択肢があります。
是非広い視点での検討をお勧めします。
結局、持ち家と賃貸どっちがいいのか、戸建てとマンションどっちがいいのかについては別で記載してますので、こちらご参照ください。
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